2月9日、頌栄女子学院で出張伝承館が開催されました。参加した高校生たちは、4 つのテーマにつき議論を行いましたので、ここで一部をご紹介します。
「なぜ津波がこわいのか」
東日本大震災により、津波の威力が大きく知られるようになりました。私たちは、津波はなぜ怖いのかということについて改めて考えてみました。
参加者の意見を総合すると、津波が怖い理由には、大きく二つの側面があるという結論に至りました。
<物理的なこわさ>
・ 普段あれほどの勢いのある水には出会わない
・ 水だけでなく、車や船など考えられないものも一緒に流されるから
・ 火事と違い、津波がどこにきているのか建物で見えないので、逃げ遅れる可能性がある
<精神的なこわさ>
・ 津波に遭遇した経験がないからどうすればいいかわからない
・ 経験に基づく対策を教えてくれる人がいない、教えられない
・ 「自分は大丈夫」と思いがちであり、油断につながる
今回の出張伝承館では、内陸部でも沿岸につながる河川があれば、被害に合う可能性があるということを学びました。たとえ内陸部であっても、常に備えておくことが重要だということを学びました。