頌栄女子学院で出張伝承館が開催されました②

  2月9日、頌栄女子学院で出張伝承館が開催されました。参加した高校生たちは、4 つのテーマにつき議論を行いましたので、ここで一部をご紹介します。

 

「東京で起こりうる災害」

 東京で大地震が発生した場合、津波、火災、ビルの倒壊が発生し、大量の帰宅難民が出るという意見がでました。帰宅難民に対する避難所や食糧備蓄は、十分確保できない可能性があります。また、偶然立ち寄った先で被災した場合など、あらかじめ対策を考えておく必要があるとの意見もでました。

 災害に遭ったときに必要なものとしては、ホイッスルや懐中電灯がありました。阪神大震災のときには、その他食料・ラップ・ラジオ・トイレットペーパーなどが「あってよかったものリスト」として挙げられています。

 最後に、「津波てんでんこ」(三陸地方で伝承される津波への対処法)に触れつつ、普段から防災に対する備えを行うことの大切さについて議論しました。普段から心構えを行うことで、「平時から有事への転換」が可能になり、いざ災害が起きた時も、一人一人が自分の生命を守ることができる。結果として、多くの方が生き残ることができると結論付けました。